SBI証券のS&P500投資信託を売却したら、いつ現金になる?実際に調べてみた

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投資をしていると、ふと気になることがあります。

「S&P500の投資信託って、売ろうと思ったらすぐ現金になるの?」

株を売却した経験がある人なら、比較的イメージしやすいと思います。

株なら市場が開いている時間に売却すれば、基本的にはその場で約定します。

ところが、投資信託は少し違います。

私自身もSBI証券でS&P500の投資信託を保有しているので、今回は「もし今、売却したらお金はいつ使えるのか?」というところを整理してみました。

特に私のように、ある程度まとまった資産を投資に回していると、

「売りたいときに、すぐ現金化できるのか?」

というのは意外と重要なポイントです。

S&P500の投資信託は「今の価格」では売れない

まず一番大きなポイントです。

S&P500に連動する投資信託、例えば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などは、株式とは違ってリアルタイムで価格が動いて、その場で売買できるわけではありません。

投資信託では、基本的に1日1回「基準価額」が算出されます。

そのため、

「今の基準価額がこの金額だから、この価格で売ろう」

という注文はできません。

売却注文を出した時点では、実際の売却価格はまだ分からないわけです。

ここが株と投資信託の大きな違いですね。

「約定日」って何?

投資信託を売却するときによく出てくるのが、

約定日

という言葉です。

簡単に言えば、

約定日=売買が成立して、売却価格が決まる日

と考えると分かりやすいです。

例えば、

月曜日に売却注文

↓

火曜日に約定

↓

火曜日の基準価額で売却

という流れになる場合があります。

ただし、ここで注意したいのが「注文した瞬間の価格ではない」ということ。

月曜日に「今日の価格で売りたい」と思って注文しても、その時点では最終的な売却価格は分かりません。

約定日の何時に価格が決まるの?

ここも最初は少し分かりにくかったところです。

株式の場合、

「○時○分にこの価格で約定した」

というのが明確ですよね。

しかし投資信託はそうではありません。

投資信託の基準価額は、組み入れている資産の価格などをもとに算出されるため、

「約定日の○時○分にスマホを見れば、その価格で売れたと分かる」

というような仕組みではありません。

特にS&P500のような米国株式に投資する投資信託の場合、日本時間と米国市場の時間差もあります。

そのため、

「SBI証券の画面を何時に見れば約定価格が分かるの?」

と考えるより、

約定日に基準価額が算出され、その後に証券会社の画面で確認できる

と考えたほうが分かりやすいと思います。

実際、何日くらいで現金になる?

ここが一番知りたいところですよね。

S&P500の投資信託を売却する場合、

①売却注文を出す

↓

②約定する

↓

③受渡日を迎える

↓

④証券口座から銀行へ出金する

という流れになります。

つまり、

「売却した=すぐ銀行口座にお金が入る」

ではありません。

ここは私も最初に少し勘違いしていた部分です。

例えば月曜日に売却したら?

イメージとしては、

月曜日

SBI証券で売却注文

↓

火曜日

約定

↓

水曜日以降

受渡し・資金反映

↓

その後

銀行口座へ出金

という感じになります。

ただし、これはあくまでイメージです。

実際の約定日・受渡日はファンドごとの商品情報や注文受付時間によって変わります。

特に、

「15時30分までなら当日扱い」

と単純に考えるのではなく、SBI証券の商品画面に表示されている注文締切時間を確認するのが確実です。

土日・祝日が入るとさらに時間がかかる

これも忘れてはいけません。

例えば金曜日に売却注文を出した場合、

土曜日

↓

日曜日

と市場が休みになります。

そのため、

「金曜日に売ったから月曜日には現金になっているだろう」

と思っていると、意外と時間がかかる場合があります。

特に海外資産を対象とした投資信託は、国内株式よりも受渡しまでの期間が長くなることがあります。

特定口座とNISAでは売却スピードは違う?

ここも気になるところです。

結論としては、

特定口座だから早い、NISAだから遅いという違いは基本的にありません。

売却の仕組み自体は、基本的に同じです。

大きく違うのは、

税金

です。

特定口座の場合

特定口座で利益が出ている場合、その利益に対して税金がかかります。

「特定口座・源泉徴収あり」であれば、基本的には証券会社側で税金が計算・徴収されるため、自分で税金を計算する手間が少なくて済みます。

例えば100万円で購入した投資信託を150万円で売却した場合。

単純化すると、

利益50万円

となります。

この利益に対して税金がかかります。

NISAなら利益に税金がかからない

一方、NISAの場合は大きく違います。

NISA口座で保有している投資信託を売却して利益が出ても、その利益は非課税です。

例えば、

100万円 → 150万円

になって売却した場合、

利益50万円

ですが、NISAならこの利益に対する税金は基本的にかかりません。

これは長期投資をするうえで、かなり大きなメリットですよね。

ただし、NISAには注意点もある

「NISAだから、とりあえず売ればいい」

というわけではありません。

NISAで損失が出た場合、その損失を特定口座などの利益と損益通算することはできません。

また、新しいNISAでは、売却した商品の取得価額分の非課税保有限度額が翌年以降に再利用可能になります。

つまり、

「売ったら、その年のうちにNISA枠が復活して、すぐ使える」

という意味ではありません。

ここは資産運用をするうえで覚えておきたいポイントです。

私がS&P500を売るとしたら?

ここまで調べてみて、改めて思ったことがあります。

私はS&P500の投資信託を、

「いつでもすぐ現金化できる預金」

とは考えないほうがいいと思っています。

もちろん投資信託なので、売却すること自体はできます。

しかし、

「明日100万円必要」

となったときに、銀行預金と同じ感覚で使えるわけではありません。

売却注文を出して、約定して、受渡しを待って、必要なら出金する。

これだけの時間が必要になります。

資産形成では「投資」と「現金」のバランスも大切

私は資産形成を考えるとき、

「全部投資に回してしまえばいい」

とは考えていません。

S&P500などの長期投資は、資産形成において非常に魅力的だと思います。

一方で、

・急な出費

・家族のイベント

・車の買い替え

・旅行

・住宅関連の費用

・親の介護など予想外の支出

こういったものは突然発生します。

そんなときに、

「投資信託を売らないと現金がない」

という状態になると、相場が下落しているタイミングで売却せざるを得なくなる可能性があります。

これはできれば避けたいところです。

だから私は、

すぐ使うお金は現金

当面使わないお金は投資

というように、ある程度分けて考えることが大切だと思っています。

暴落したときに売らないためにも「現金」が必要

S&P500を長期保有するなら、個人的にはここがかなり重要だと思っています。

例えばS&P500が大きく下落しているとき。

「今月、まとまったお金が必要だから投資信託を売ろう」

となったらどうでしょう。

本当は長期的に持っておきたいのに、現金が必要だから損失を確定させることになります。

これは非常にもったいないですよね。

だからこそ、

投資資金とは別に、ある程度の現金を持っておく。

これが精神的にもかなり大切だと思います。

まとめ:S&P500投信は「売れるけど、すぐ現金ではない」

今回調べてみて、私自身が覚えておきたいと思ったのはこの4つです。

① 投資信託はリアルタイム売却ではない

株のように「今の価格で売る」という仕組みではありません。

② 約定日=売買が成立する日

注文した日と約定日は別になる場合があります。

③ 銀行口座に入るまでにはさらに時間がかかる

売却注文

↓

約定

↓

受渡し

↓

出金

という流れです。

④ NISAと特定口座で売却スピードは基本的に同じ

大きな違いは税金です。

最後に

投資を始めたばかりの頃は、

「S&P500を買っておけばいい」

ということばかり考えていました。

もちろん、何に投資するかは非常に重要です。

でも、資産が大きくなってくると、

「どうやって守るか」

も同じくらい大切になってきます。

いくらS&P500で資産が増えていても、急に現金が必要になって安いところで売却することになれば、長期投資のメリットを十分に活かせません。

だからこそ、

投資するお金

すぐ使うお金

将来のために残しておくお金

この3つをある程度分けておく。

私自身も、これから資産形成を続けていく中で、この考え方は大事にしていきたいと思っています。

S&P500は「売るまでが投資」ではなく、

「必要なときに慌てて売らなくてもいい状態を作ること」まで含めて資産形成

なのかもしれません。

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