②シリコンバレー銀行の破綻はなぜ起こった?

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ではなぜ銀行は破綻したのでしょうか?

こんにちはミライです。

ではアメリカ政府はインフレに対してどう対処したのでしょうか?

3,「利上げ」をおこなった

インフレへの対策として、アメリカが行った事は「利上げ」です。金利を上げたのです。

金利をあげるとなぜインフレに対して効果があるのでしょうか?

お金が借りにくくなります。新規での起業や工場増設などは延期される傾向になります。これにより、景気が過熱するのをストップして、正常化させる為、物価を安定させるためにに利上げを行いました。

4,ベンチャー企業が弱った

しかし、この利上げによって困ったのは?

ベンチャー企業です。大企業は困らないかも知れませんが、規模が小さく、資金繰りが大変な中小企業の財政状況が危うくなるのです。ベンチャー企業は預金を引き出しました。運が悪い事にシリンコンバレー銀行は大口のベンチャーをメインで取引をしていました。その大口がどんどんお金を引き出したので、「手元の現金」がみるみる減っていったのです。

実は銀行には現金はそんなに多く持っていないのです。預かった多くのお金は長期投資に当てるのが銀行のセオリーだからです。だって銀行は預金してもらった金利と、貸し出しをした金利の差で商売をしているからです。預金者が一気にお金を下ろすことはないだろうと踏んでいるのです。そして銀行にお金を置いているだけでは、利益は上がりませんから、手元には少しのお金を残して他は長期でお金を貸すのです。

そもそも銀行とは短期で集めたお金で長期の融資をして金利差で利益を得るシステムなのです。

5,シリコンバレー銀行が大変なことになった

国債や債券は利上げによって価値が下がる性質を持っています。詳しい説明は省きますがこれが後の破綻へのキッカケになっていくのです。融資先のベンチャー企業の経営が悪化、シリコンバレー銀行は大量の債券を所有していました。そう、利上げに、弱い債券をです。

シリコンバレー銀行は10年ほど続いた低金利体制での商売の仕方に慣れていまい、利上げへの対策をしていなかったのです。預金の大半が大口のベンチャー企業でした。投資の大半を長期保有の為の債券にしていたのです。

銀行が破綻する大きな原因は2つあります。それは

①本当に経営状態が悪い時

②信用不安により、一気に引き出しが増え、手元の現金が不足して、預金が返せない時

世の中の需要と供給のバランスが崩れインフレになった→アメリカが利上げを行った→ベンチャー企業が冷え込み、大口のベンチャー企業が預金を引き出した。この際に銀行の対策は2つあります。

①預金の金利をあげる。しかし政府が金利を上げている中、さらに金利を上げることは長期金利を突破することが出来ないから、「逆ざや」になり、つまり営業すればするだけ損をする。

②持っている債券を売る。しかし、金利が上がっているので債券の価値は下がっています。しかも、債券を損した状況で売却した場合、報告書で対外的に発表しなければなりません。

ここで、シリコンバレー銀行が取った手段は、でした

6,「取り付け騒ぎ」になって破綻した

顧客の解約を受け、シリコンバレー銀行は運用していた長期債を売却せざるを得ない状況となりました。長期債を売却した事で、2400億円の損失を出す事になりました。その後、公募増資などを検討しますが、株価が大幅安となった事を受け、増資も出来ない状況となり、不安が生じた預金者が相次いで解約を行った事で、シリコンバレー銀行が破綻となったのです。

これは、SNSの発達により情報の拡散が早く多くの人に伝わった事も原因と考えられます。

実はこうなる事は、政府は知っていた!

この利上げによる効果は過去の経験からも学んではいるのです。2020年にも同じような事が起きていて、4つの地方銀行が経営破綻しています。しかし「利上げ」をやめる事はできないのです。

インフレを抑えるためには必要な手段だからです。国が最も恐れるべき事態はインフレの長期化だからです。

それにより、銀行破綻は避けられない事と分かっていながら金利を上げたのです。その証拠に銀行破綻から即日、救済措置を発表しているのですからね。準備なしでは、こんな発表はいきなりは絶対にできません。

全体の流れとしては

世間がインフレになった→アメリカが利上げを行った→大口のベンチャー企業が預金を引き出した→銀行の現金が不足した→銀行が債券売却→含み損の発表→取り付け騒ぎ→銀行破綻

今後の対策は?

うーん。わかりません(笑)だって分かっていたら、私はこんなところでブログ書いていません(笑)

もちろん、世の中には「もう大丈夫だ」とか「今後も不安は続く」と言う方もいるでしょう。しかしそれはどんなに偉い学者さんでも予想は出来ないと思います。世の中の経済の伸張がわかれば億万長者になれるからです。そんな人はいるはずないと思います(笑)

最後に少し難しい言葉ですが、chatGPTでの対策を記載して本日のブログを終わります。

長い文章でしたが、いつも読んでいただいてありがとうございます。

今後の対策として、銀行業界は、貸し出し基準を厳格化する必要があります。また、規制当局による監視、強化された資本保有基準、透明性を高めた情報公開、およびリスク管理と予防策が必要です。銀行は、リスクを適切に評価して、過剰な負債を避けるようにする必要があります。同様に、顧客も、財務状況をよく把握し、責任ある借入をすることが重要です。

chatGPT

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