所得が900万円以下なら配当控除を使うとお得
配当金には、日本株で20%、米国株で28%の税金がかかります
内容は?
・総合課税にする事で配当所得×10%の配当控除が受けられる
・所得900万円以下の人にはメリットがある
・所得330万円以下なら配当金の所得税がゼロ
配当控除とは?
一定の条件を満たした人が確定申告をすると、最大15%の配当金を取り戻すことができます
配当金にはどんな税金がかかっているか?
配当金には
所得税15%
住民税5%
が含まれており
配当金から20%が引かれて80%が皆さんの手元に届きます
どんな事をするの?
総合課税で確定申告をする
累進課税とは?
日本では稼げば稼ぐほど税率があがる仕組みになっています
しかし通常
給与所得と配当所得は分離課税で別々に計算されます。
分離課税のお陰で
10万円稼ごうと1億円稼ごうとどんな人でも
配当金所得は所得税率は15%になるのです
しかし、所得が900万円以下の人は、この分離課税ではなく、総合課税で確定申告した方がお得なのです!
総合課税とは?
給与所得や配当金などの全ての収入を一緒にして税率を計算する方法です
なぜ総合課税がお得なのか?
配当金×10%分
税金を安くしてくれるからです
出典:福岡相続サポートセンター
確定申告はなぜ必要?
先に税金を取られているからです
上記図のように、税金が少ないも関わらず分離課税の為先に納税しているので
納めた税金を返してください!
っていうのが確定申告で必要なのです
どれぐらいのお金が帰ってくるの?
年間どれぐらい稼いだかによって異なりますが
年間195万円以下の所得の人で
年に30万円配当金があった人が総合課税で確定申告をすると
30万円×15%=4万5000円
が返ってきます
結構大きいですよね。
これは、どれぐらい所得があるかによって返還されるお金が変わります
年間の所得が330万円以下の人は15%の節税
年間の所得が330万円~695万円の人は5%の節税
年間の所得が695万円~900万円の人は2%の節税
所得が大きくなればなるほど、うま味が減ってくるんですね
所得が900万円以下なら配当控除を使うとお得
になる訳ですね
住民税の5%は取り戻せるの?
取り戻さずに放置した方がお得です
所得税の確定申告書に「住民税は確定申告しません」って○を付けるだけです
あとがき
配当控除って自分には関係ないと思っていた人いるんじゃないですか?
上記のように『所得が900万円以下の人』はみんな得をするシステムなんです
少し手続きが面倒かもしれませんが、お金が返ってくるのであれば
やってみてはいかがでしょうか?
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