こんにちはミライです。今日は私が両親に対して行っている事を書こうと思います。
私は大学卒業まで実家で育ち、25年間両親と住んでいました。しかし就職し結婚してから別々の生活を営むようになり今年で22年間になります。
大人になった今になって深々と思うのが、両親の元に生まれてよかったなと思います。父は家族の事を考え転勤を断り、真面目に働いていました。母は私達に優しく接してくれ、多くの事を教えてくれました。両親ともに私を形成する一番の影響者であり、支援者であり、理解者でもありました。
そういう両親の事、家族のミライを考え私は行動に移しました。
日本の平均寿命は
厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳です
私の父は79才、母は76歳と両親もだいぶ年をとりました。冷静に考えれば残り人生がわずかになるのです。人って結構この辺あんまり考えていないような気がします。周りの人も、両親はずっと生きているものだと感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし、私は昨年この部分にメスを入れて真摯に取り組みを行いました。「まだ早い!」であったり、「おせっかい!」と言われるかもしれませんが、これが良い選択だと私なりに判断したからです。
兄にも連絡
もちろん、家族での大事な話や取り組みであるので、私の兄にも相談を行い実施する事の確約を取り付けました。ここも大事です。自分一人だけの問題ではないですし、家族全員での判断が間違いを正せる部分でもあるからです。
あいにく、兄は遠方に住んでいるために私一人で対面して実施を行いました。
私が両親にした事
以下に私が実際に両親に行った事を書きますが、気分が悪くなる方もいるかもしれません。
冷たいとか人の気持ちが分からない奴だとか、もちろんそういう人の意見の気持ちも分かります。しかし、私はこういう時こそ冷静に判断を下して、今後の未来を見据えていきたかったのです。これは、両親と残される家族との大事なコミュニケーションだと思っています。
中にはこういう機会を持てずに、別れることになった人達も多くいるでしょう。こういう機会がもてるだけ、私達は幸せだと感じます。
家の売却と整理整頓のアドバイス
実家は持ち家でした。しかし、私も兄も転勤族の為今後利用する事は考えておらず、立地条件も良くない為資産価値はないと判断しました。
また、持ち家は補修も必要であり、困った時は自分達で直さなければならないリスクもあります。しかし、借家であれば困った時は大家さんにお願いすれば全て管理してくれます。今後歳を重ね、両親の手を煩わせずに住まいを管理してくれる人がいる借家がベストだと思いました。
あと、整理整頓。これは主に捨てることでしたね。この判断は結構キツかったですが、全てを持って天国に行くことは出来ません。これは、両親が主に動いてくれましたので非常に助かりました。
持ち家売却や整理整頓は両親がまだ元気でしたので、全て両親のみで実施する事が出来ました。おそらく、凄く大変だったと思います。その甲斐あって、今は家の売却も終わり、借家生活を楽しんでいるように思います。
資産と負債の確認
ここが1番大事なのです!でも1番大変です!
親に貯金額きけますか?私は聞きました(笑)。銀行と保険の連絡先と暗証番号の確認も抜かりなくです。だって大事なことなんですもの。これから生活するための資金があるのか、病気にかかった時に自分達でどうにか出来るのか?この資産を把握したおかげで、「お金はあるのだから、もっといいもの買いなよ」とか「おカネは残さずに全部使っていいから自分達の人生楽しみなよ」って言う言葉が出るのです。
これは財産狙いだとか、余計な事ではなく。両親の金銭状況を把握することによって、その人の人生の最良の選択肢を考える際に必要な事だと思います。
世の中はお金である程度どうにでもなります。生活費や、入院、通院、老人ホーム何でもお金がいるのです。もし両親がお金を持てっていない場合は、子供達でまかなう必要があるからです。また、そのお金の使い方を両親と共に一緒に考えることが必要だと思います。両親も老います、それは思考や行動にも影響を及ぼしていきます。そのフォローを一緒に行うのです。
葬儀についてお墓や埋葬について
親と一緒に納骨堂に行き、現場で確認を行いました。その時に年間費用や連絡先も確認を行いました。実際に行った際は、すごく違和感を感じましたが、これもよい思い出になりました。
また、両親が葬儀場の希望がある場合や積み立てを行っている場合もありますのでここは真摯に伺いましょう。
緊急時の連絡先、親戚関係
もし、両親に何かあった場合の緊急連絡先の一覧をもらいました。これも大事です。病気にかかった際には誰に連絡をするのか健康な今に聞いておくべきことなのです。やはり、両親が大事と思う親戚や友人が居れば、その人達に伝えることが出来るからです。また親が行ってきた親戚づきあいを勉強する機会も得ることが出来ました。
大事な物の保管場所(通帳や証書)
アルツハイマーなども考慮しなければなりません。今や高齢者の5人に1人なる病気だからです。物の置き場所も現場でとメモを取りながら実地確認を行いました。もし、場所が分からなくなっても代わりに探してあげることが出来るからです。よく亡くなった後にバタつくという話を聞きます。事前に場所を知っていれば、両親も安心して生活もできます。
現状の健康状態の確認
今かかっている病気や病院も確認をして、把握しました。やはり歳を重ねると病気がちになるので、ここを知ることによって、「旅行先の変更」や「住まいの変更」も視野に入れて考えられるからです。
家系図の引継ぎ
○○家と言われる、自分の家系図の確認を行いました。そんなに必要ないかもしれませんが、自分のルーツを探る貴重な体験でした。この家系図を見て感じたのが、自分が産まれるまでには多くの人たちのドラマがあったんだなー。祖先の人たちの為にも、必死に生きなきゃなと感じました。
スマホの購入、見直し
ガラケーからスマホへの変更を行いました。
携帯電話料金を値下げするため
高額な携帯電話料金を格安スマホへ移行し、支出額を減らしました。ドコモ→Yモバイルへ変更です。Yモバイルはソフトバンク参加の格安スマホで、安くてリアル店舗がある携帯電話会社です。本当はもっと安い携帯電話会社もあったのですが、リアル店舗がない為、両親が相談できる窓口があるリアル店舗がある会社を選びました。転勤族の私が毎回操作方法を教えることが出来ないからです。そのおかげもあって両親とのやりとりで難しい場合は、店舗に言って解決してもらっています。
ラインの活用
今後は気軽に連絡が取れるように、ライングループを作りました。両親と私達家族のグループ、両親と私と兄のグループです。これは最強のコミュニケーションツールですね!子供たちの行事の案内や写真の送付、メッセージを以前より気軽に送ることもでき、回数も増えました。このおかげで、今まで電話しかやり取りが無かった家族間の情報交換の頻度アップ!これは、オススメです。
最初は慣れない操作で戸惑っていましたが、ラインの使い方の本をプレゼントしたりして楽しんで使えるようになりました。
環境の整備
両親が新居に住んだので、ネット環境の再契約を行いました。今回はソフトバンクで契約を行う事により、スマホも含め支出の減額に大きく貢献出来ました。本当はネットはいらないと提案したのですが、両親の強い意向もあった為です。やはり実際に生活するのは両親なので出来る限りその意向は大事に扱う事ですね。
次に、家電の確認です。古い家電はないか?使いにくいのではないか?の確認です。今回はエアコンが必要な部屋があったため、エアコン取付を代行して依頼して、掃除機も重たくて使いにくそうだったので、コードレスタイプの掃除機をプレゼントしました。今までお世話になったのでこれくらい当たり前です。
現在も継続して行っている事
毎日ラインでのあいさつ
毎朝8時には父からLINEが来ます(笑) 最初はスマホ操作に慣れる為に始めたものでしたが、今は習慣になっています。父は生存確認の為だ!と言っていましたが(笑)。父の気が済むまで付き合おうと思います( ´∀` )
私が勧めた「散歩」と「図書館通い」も楽しく行っているようです。
休みの時に電話で連絡
私が休みの日は、用もないですが電話をするようにしています。
用事があるから電話をするではなく、用事がなくても電話をするのです!この日頃の何気ない会話が非常に大事なんですね。これはこの習慣を行って気付きました。両親が考えている事や、環境の確認、困った事がないかの確認です。若いころは全然気にも留めなかったのですが、私も歳をとったんでしょうね、大人になりました(笑)
あとがき
私はこのような事を行い、両親とのコミュニケーションを取っています。
これが答えではないと思いますが、今後も最良の答えを家族と一緒に考え行動するのが大事だと思います。
こういう取り組み?が皆さんが共感を感じてよりよい家族関係が築けるきっかけになっていただければ幸いだと思います。
具体的な事を知りたければ、最近本屋でもよく売っています「エンディングノート」を参考にされても良いと思います。
エンディングノートとは、死に備えて、自分に関するさまざまな情報を書き綴るノートのことです。自身の人生計画を立てるために余裕を持って記載するのが一般的です。人生の引継ぎノートのようなものです。私は項目だけ把握して同じような感じで作成をしました。アマゾンとかでも売っているので活用しても良いかも知れません。
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