「2人に1人はガンになる」を正しく理解していますか?

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こんにちはミライです。ことわざで、「生あるものは必ず死にあり」とあるように生命の美しさでもありますが、必ず終わりが来ます。今回は暗い内容かも知れませんが、情報を正確に掴むことの重要さをお伝えできればと思います。

ランキング1位はガン(癌)

ガンは、あらゆる病気の中で最も死亡率の高い病気で、長寿国日本人の死因第1位を占めています。
また、がんが恐ろしいところは、初期にはほとんど自覚症状がないということです。
そのため、健診などで発見されることが多く、発見されたときにはすでに進行していたというケースも少なくありません。国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年データによると、生涯でガンと診断される確率は男性で62%、女性で46%である。これが「日本人の2人に1人がガンになる」という根拠です。
保険屋のおばちゃんも、このセリフを掲げ、多くの顧客を獲得してきたのではないでしょうか?確かにこの言葉だけ聞くと「保険に入らなきゃ!」「対策を考えねば!」と感じるでしょう。

しかし

40歳まで:0.6%(約167人に1人)
50歳まで:2%(50人に1人)
60歳まで:7%(約14人に1人)
70歳まで:20%(5人に1人)
80歳まで:41%(約2.4人に1人)
生涯:62%(約1.6人に1人)

国立がん研究センターのがん情報サービスの統計情報

統計的にみれば、60歳までの現役世代のうちにガンになる確率は10人に1人以下に過ぎません。

2人に1人ガンになるのは80歳以上からですね

上記データを見て、驚いた人もいるのではないでしょうか?本当にガンになるのは80才以上のケースが多いのです。そして保険屋さんはこのデータを大きく拾い上げ「2人に1人はガンになるので保険に入った方が良いですよ」と言っているのです。嘘は言っていませんが、自分たちに不利なデータは見せないようにしているのです。

保険じゃなくてもいける?

日本医療政策機構の調査によると、ガン治療にかかる自己負担は平均で115万円です。
そこで、ガンと診断されると診断給付金100万円を受け取れる有名保険会社を例に試算してみました。
すると、30歳に契約して80歳まで保険料を払い続けると、払込総額は約74万円になります。これに対して、50歳に契約して80歳まで払い込むと約97万円となります。そんなに、得はしないような気がしませんか?
私は決して保険はダメですよとは言いたいのではなく、保険じゃなくても対応できる範囲内ではないですか?と問いたいのです。

これは各家庭状況や資産状況にもよりますが、あなたにとってどうすればベストか考えたことはあるでしょうか?今入っている保険の内容や範囲を把握していますでしょうか?そして未来に対しての計画は?進捗は?

きちんと事実を把握して考えましょう

人から聞いたことを全て鵜吞みにするのではなく、自分で調べて決断を下さしてください。と伝えたいだけです。

お金は皆さんにとって大事な物です。もちろん健康も大事です。その大事な物についてきちんと調べていますか?誰かがこう言っただとか。そういうもんだとかで考えていませんか?

がんの治療費は高額になるケースばかりではありませんが、進行がんの治療においてはそういうこともあり得ます。がんの治療費を備える方法は貯蓄か保険のいずれかですが、貯蓄が十分でないうちは、
がん保険や医療保険のがん特約が有効な手段になりうる場合もあります。また年齢が高くなれば保険に入れないケースもあるかも知れません。

こういった事を少しづつでもいいので考えていきませんか?

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