日本銀行では、2016年1月28、29日の政策委員会・金融政策決定会合において「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定しました
よく、ニュースで聞く「マイナス金利」
って何の事でしょう?
マイナス金利とは?
「マイナス金利」とは
金融機関が保有する日本銀行当座預金の一部に▲0.1%のマイナス金利を適用する
ということです。
効果としては?
経済や物価に与えた好影響については、明確には確認できてないですね。
日本でのインフレに関しては、世界中の物価高やウクライナなどの戦争による物が多く、日本の政策が成功したとは言い難いですね。
再度の確認ですが、マイナス金利とは、民間銀行の日銀当座預金口座にあるお金に対して、マイナス0.1%の金利を課す政策のことです。
つまり、民間銀行は今まで日銀の口座にお金を預けているだけで「利子」という収益が上がっていましたが、今度は逆に日銀の口座にお金を預けているだけで「利息」がつきお金が減ってしまうのです。
金融機関が日銀に資金を預けたままにしておくと金利を支払わなければならなくすることで、金融機関が企業への貸し出しや投資に資金を回すように促し、経済活性化とデフレ脱却を目指しています。
マイナス金利政策のメリットとデメリット
メリット
1. 経済刺激
マイナス金利は借入を促進し、消費や投資を刺激する効果があります。これにより経済活動が活発化し、景気回復が期待されます。
2. 通貨価値の抑制
マイナス金利政策は通貨の価値を抑制し、輸出を促進します。これにより輸出産業が成長し、経済にプラスの影響を与えます。
デメリット
1. 銀行収益の低下
銀行は預金を受け入れる際に利息を支払う必要があり、マイナス金利の場合、銀行の収益が減少します。これにより銀行の財務状況が悪化し、信用リスクが高まる可能性があります。
2. 長期的な影響
マイナス金利が長期間続くと、金融システムや経済に悪影響を与える可能性があります。特に年金基金や保険会社などの長期的な財務計画に影響を及ぼす可能性があります。
3. 貯蓄の減少
マイナス金利政策は、預金者に貯蓄を減らす刺激を与える可能性があります。低金利環境下での貯蓄減少は、個人の資産形成や将来の安定に影響を与える可能性があります。
マイナス金利が解除されると私たちの生活にどのような影響があるのか?
メリット
・預金の利息が増える
これまで銀行にお金を預けてもほとんどゼロに近かった利息が増えます。
既に一部の金融機関では引き上げも始まっています。
・生活費が安くなる
これまでの円安から円高に転じれば、原材料やエネルギー、食糧などの輸入品の価格が下がることも期待されます
日本は多くの食品や商品、ガソリンなどのエネルギーを輸入に頼っていますからね
デメリットとしては
・ローンの金利が上がる
住宅や車のローンを組むときの金利、また既に組んでいるローンについても金利が上がる可能性があります。
・輸出産業の業績悪化
円高に転じるということは、これまで円安の恩恵を受けてきた輸出産業にとってはマイナスになるといった懸念もあります
輸出産業に携わっている人の給与が今まで通り高く維持できるのは難しいかも知れませんね。
あとがき
現在アメリカはインフレ抑制のために、利上げを行っていますが、今年中に利下げに転じる可能性があるそうです。
そうなるとドルが売られて円が買われて、円高になります。
金利が上がることになると、企業が銀行から借りるお金の金利が高くなり、企業にとってマイナスとなる。
今の賃上げのペースが本当に続いていくのかどうか?
今年はアメリカの大統領選挙はどう動くのか?
多くの要因で、日本経済はどう転ぶのか?
今後も情報収集が必要です。
日本やアメリカの動向を見守り、適切に判断する事が必要だと思います
それにより、自分の投資のポートフォリオの見直しも必要になりますね。
為替で損をしない為にも
円安のうちに、ドルで持っている資産の売却
円高になると、ドルで持つ資産を増やす
景気や経済の動向は誰にも分からないので、自分で正解を見つけていくしかないですね。
私は最近テレビゲームを全くしなくなりました。
それよりも投資のマネーゲームに夢中になっているのかも知れません。
予想が当たった時は嬉しく、資産も増えますからね(笑)
でも「𝐆𝐚𝐦𝐞 𝐨𝐯𝐞𝐫」が許されないゲームなので、慎重に進めて行こうかなと考えてます。
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