この本は
★Amazon本総合1位獲得★(2024/4)
著者はライオン兄さんでお馴染みの投資Youtuberでもあり、『年収300万円 FIRE!貯金ゼロから7年でセミリタイアするお金の増やし方』という書籍を発売しています。
少し怪しいかなと思いましたが(笑)読んでいると至極真っ当でした。
この本は今まで投資したことがない人にオススメの本です。
具体的に「新NISAで1億円を作る方法」が書かれていました。
2024年から新NISAが始まりますが、どうすれば良いのかが詳しく紹介されています。
どうやって1億円稼ぐの?
新NISAを利用すると30歳から60歳まで毎月5万円を投資し続けると、年率10%の場合、60歳には資産が1億円を越します。
年率10%は難しいのでは?
確かに確実ではありませんが
ここ30年間のアメリカ経済の年率は平均すると9.3%になっています。
だから、アメリカ経済に投資している人とそうでない人とでは既に資産に差が生まれています。
だがまだ遅くはありません。
2024年から始まる新NISAを活用すれば、少なくとも「老後2000万円問題」に悩まされることはないでしょう。
まずは、新NISAの説明ですが
積立NISAと一般NISAの2つを同時に使う事ができます
まずNISAとは投資した株で利益が出た場合に、それに本来かかる税金20%が0%(非課税)にできるものになります。
例えば、株の売買で10万円利益が出たとして普通なら税金2万円を払わなきゃいけないのですが、それが10万円もらえるんですね。
新NISAでは、以前のNISAと名称が少し変わりました。
「積立NISA」→「つみたて投資枠」
「一般NISA」→「成長投資枠」
に変わって、以前はどちらか1つしか選べませんでしたが、新NISAでは一緒に併用出来るようになったのです。
1年間に投資できる金額が360万円になり、生涯1800万円まで非課税で投資することが出来るようになりました
積立投資枠は年間120万円まで
成長投資枠は年間240万円まで投資できます。
つまり、1年間に投資できる限界は2つを合わせた360万円になります。
もし、最速で生涯投資枠の1,800万円を使い切りたい場合は
毎年360万円づつ5年間投資し続ければ出来るということになります。
もちろん自分の出来る範囲で始めれば良いと思います。
あくまでそういう考え方もあると言う事を理解するだけで良いと思います。
運用できる期間が無制限になった
以前のNISAでは
積立NISAは20年間
一般NISAは5年間が期限で
その期間を過ぎてしまうと非課税ではなくなってしまってました。
しかし「新NISA」ではその期間が無期限になっていて、株を持ち続けようと思えば、○ぬまで持ち続ける事が可能になました。
新NISAで投資した株を売ると非課税枠がよみがえる
新NISAで買った株を売った場合、翌年にその投資枠が復活して再度非課税投資が出来るようになります。
1,800万円までが生涯投資枠と言われていますが、何回も株の売買をする人は実質
1,800万円以上投資することが可能なのです。
1,800万円という枠の中で、非課税の枠を使い回す事が出来るのです。
しかし、基本的に良い株は何もせずにずっと持っておく事がセオリーになります。
S&P500に連動したインデックスファンドに投資する
何に投資をするか?なのですが「S&P500に連動したインデックスファンド」が最適解のようです。
S&P500とは?
アメリカを代表する500社に投資をするのです。
しかもこの500社は業績によって入れ替えも行われいます。
平均すると年率10%で成長しています。
しかし、これは運が良かっただけかも知れませんが安定して3~5%は増えると言われています。
安定的にアメリカ経済は成長しているからですね。
インデックスファンドとは?
この500社をまとめて、1つの投資先として選ぶ事が出来るのです。
自分で500社の中身を吟味する必要もなく、500社全ての入れ替えも検討せずに、安い手数料で運用してくれるのです。
日頃忙しい人へ優しい設計になっています。
その投資先は「eMAXISslim米国株式」
ちなみに、著者は「eMAXISslim米国株式」にに毎月投資をしているそうです。
リスクを抑えて堅実にお金を増やしたいのであれば、全世界に投資する
先程伝えた「 S&P500」はアメリカがオワコンになった場合、資産が大きく減少します。
その可能性は低いのですが、あくまで仮定の話ですね。
全世界株とは?
日本や中国、インド、アメリカも含めた「全世界株式」です。
例として
「 S&P500」は12年間で3.5倍以上に上昇
「全世界株」は2倍に成長しています。
全世界株が必ず成長する理由
2050年に世界人口は97億円に増加する見通しです。
人口が増えるということは、多くの食料やサービスが必要になる為に「全世界のGDP」は増え続けるという換算になります。
だからアメリカだけでは不安、利益が少なくてもリスクをできる限り少なくしたい人は「全世界株式」が有効だと思います。
その投資先は「eMAXISslim全世界株式」です。
でも実はこの「eMAXISslim全世界株式」の投資している国々の中で、内訳があり、アメリカが60%を占めています。
結局「全世界株式投資」をしていてもアメリカ経済が大きな基軸になっているのです。
それくらいアメリカの影響力は大きいのです。
だから「全世界株式投資」とは、アメリカに半分投資して、もう半分を他の国々に投資をする事になります。
早めに投資額まで投資する
早めに新NISAの限度額である1,800万円を投資するのが最適解であると、著者は言っています。
理由は?
最初からある程度の大金で投資し始めた方がお金の増えるスピードが早くなっていくからである。
これは「複利」によるものです。
複利効果といって、元本が大きければ、大きいほど、時間が経つほど
資産が膨張するスピードが増すのです。
その為には?
年間360万円を5年間投資をする
新NISAの限度額の1800万円の枠を使い切る事である
と著者は言っています。
もちろん、「そんなに持ってないよ」という人は多くいるでしょう。
投資は自分の余裕資金の中で構わないと思います。しかし、投資金額が多いほど増えるスピードが増すというのは覚えておいた方が良いでしょう。
放ったらかしで投資する
ここまで説明してきた投資はほったらかしで大丈夫なのです。
投資信託は株と違って
分配金が自動的に再投資されるし
口座から自動的に引き落としをして
自動的に買い付けしてくれます。
また、インデックスファンドは年率3~5%で成長する可能性ご高いから株価を見なくても大丈夫なのです。
一切時間を取らずに投資できるのです。
仕事や趣味で忙しい人、株価を毎回見たくない人にはうってつけの投資なのです。
だいたい60歳ぐらいで取り崩し始める
いつ取り崩すのかはその人のライフプラン次第にはなりますが、目安としてだいたい定年退職する「60歳ぐらい」です。
理由は、お金を使い切る為です。
この新NISAの運用を上手く利用できる人であれば、60歳までには6800万円程たまります。
そうすれば、残りの人生を楽しむために切り崩しを行い、100歳まで生きるとして計算して資産を使うのが良いと言っています。
もちろん、この時期はあくまで目安なので「まだまだ増やしたい!」「早くお金が欲しい」という人にはその人なりの投資を行えば良いのです。
SBIか楽天で証券口座を開いて100円だけ投資してみる
まず証券口座を開かないと「新NISA」が出来ないからですね。
これは「SBI証券」か「楽天証券」がオススメです。
ネット証券の方が手数料が安く、運用変更もネットで楽に変更できるからですね。
なんで100円なのか?
投資を始めた事がない人にとって、10万円や30万円などの大金は投資しづらいからです。
そして、その結果が1ヶ月、半年とどう推移しているか確認すると、その効果に安心して追加投資が出来るのではないかと著者は言っています。
あとがき
ごく、普通の話の本でしたね(笑)
私がさんざんブログで伝えていた内容とほぼ同じでした(笑)
でも皆さんに気をつけてもらいたいのは
「詐欺」です。
よく「元本保証」とか「年率30%」とかの怪しい投資話が出回っています。
そんな美味い話はないのです。そう言っている人を見かけたらまず「詐欺」だと思って構いません。
その免疫を付けるためにも、投資を少額から始めるのは正しいと思います。
投資は100%儲かるものではありませんが、避けて通る訳にはいかない物だと私は思います。
世界的に見ても投資は貯金と同じく大事な事です。キチンと勉強して、自己責任で運用を行いましょう。
この本は初心者にも分かりやすく説明してあるので凄く分かりやすかったです。
もし、「これからNISA始めるぞ!」って方にはオススメです!
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