こんにちはミライです。
今日は誰もが知っている有名な話「三国志」をご案内いたします。本当はこんなに短く話が出来る内容ではないのですが、結果のみ?を伝えます。歴史をよく知らない人でも「三国志」は知っていますよね?人気の理由は、アニメ・ゲーム・漫画・小説などによるものです。 また、現代に通じる部分があるため、ビジネスマンからも人気があります。 そんな三国志の魅力は、多くの登場人物やエピソードがあるため、ストーリーに深みがあり面白いのです。
三国志とは
今から1800年ぐらい前の紀元200年代、中国大陸が三つの国に分かれて争っていた話です。日本では邪馬台国の時代前後(弥生時代)に該当します。話の内容を見るとわかるのですが、当時の中国と日本では、全然レベルが違います。日本では平安時代の後半あたりで、ようやく三国志の時代頃の中国の文化レベルに追いついたという感じです。
三国とは魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三つの国のことで、それらの国々について、まとめた歴史書のことが『三国志』です。
だれが最後に勝ったの?
司馬一族が皇帝になって、晋を作りました。
曹操(魏)の子孫から権力を奪い取り、魏の軍師、司馬懿が生き残ったという事です。
魏の曹操(ソウソウ)・呉の孫権(ソンケン)・蜀の劉備(リュウビ)が代表人物ですが、数多くの戦の結果全ての人物は亡くなり、最終的には魏の軍師の司馬懿(シバイ)と蜀の軍師諸葛亮孔明(コウメイ)しか残らず争っていた感じです。しかし最後には孔明が病気で亡くなり、魏の司馬懿が勝ち三国志の時代が終わり、最終的に天下を統一したのは、彼の孫・司馬炎が樹立した晋王朝です。 司馬懿は実質的な創業者として、のちに「宣帝」の名を贈られています。
劉備は63歳、曹操は66歳、孫権71歳で亡くなりました。司馬懿(しばい)は73歳です。『三国志』の登場人物の平均寿命は約60歳でした。
三国志の主人公は?
全ての本と言っても良いほど蜀の国の君主になる、劉備が主人公となっています。 関羽、張飛とともに勢力に勝る魏を相手に熾烈な戦いを繰り広げていく話ですね。
何で劉備が主人公なの?
歴史書である正史「三国志」は蜀漢の出身である陳寿が蜀の滅亡後に晋に仕えて編纂したものなので、魏を正統と書き、蜀漢を尊重し、呉はおまけという書き方をしています。
劉備が漢(カン)の末裔だし、性格が良かったから
中国史では、漢の時代が423年続いており、漢民族と非漢民族と言われるほど人気があった国でもあったからです。劉備は人徳に優れ、理想的な部下との関係を築いていくため有能な部下も慕う人民もいた為です。劉備は皇室の分家である中山王の子孫を名乗り、曹操が漢の献帝を殺したという誤報を元に漢の皇帝として即位し、後世の人々は劉備の蜀漢を正統な漢の後継者としてみた。
曹操は何で悪役?
曹操は桁外れの行動力と変革力を発揮しており、随一の兵法家でもあり、天才といっても過言ではありませんでしたが、自らの能力が高すぎた為、他を重んじることが少なかったと感じます。曹操の政権は結果的に主君から帝位を奪いました。 また、曹操は儒教の家元である孔子の子孫の孔融一家を処刑した上に、儒教上不徳とされる行為を行ったものでも実力があると見れば登用するなど儒教からみて道に外れた行為を度々行いました。
あとがき
歴史書を読んでいるとき常に思うのは、誰が善で誰が悪かと決めつけることが出来ないという事です。
これは、中国だけでなく、ヨーロッパ史や日本史でも同様でその時代時代によって、立場や考え方によって善にも悪にも成り得るからです。決して絶対悪の国も指導者もいないのです。
そういう歴史は、人間が歩んだ歴史として、深く理解認識する必要があります。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言を聞いたことがあると思います。 これはドイツの名宰相であるオットー・ビスマルクの言葉です。
同じ間違いが起きないように、過去の人類の歴史を深く読み解き、今後の未来の展望を図るのは今を生きる私達に出来る事なのではないでしょうか?
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