週休3日制

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最近、「週休3日制」っていう言葉がチラホラで出ますね。何かいっぱい休めそうで『いいかも?』って思いますよね。今回はこの内容を掘り下げご説明していきます。

国の意向は?

日本政府は「経済財政運営と基本方針2021年」によると、多様な働き方の実現に向けた働き方改革の一環として、週休3日制の促進を各企業に促しています。しかし義務も無いため、まだまだ民間で導入している企業は少ないですね。それから時が経ち、2023年7月23日人事院の川本総裁は政府に勧告しました。

勧告内容は?

公務員の給料アップの他にテレワーク中心の職員に対し、光熱費や水道費などの負担軽減のため、「在宅勤務手当」を導入を求めたり、平日の1日を休み、他の日に長めに働く、「週休3日制」について、現在、認めている育児や介護だけでなく、大学院通学や地域活動でも使えるようにすることなど、多様な働き方の実現に向けた勧告をしています

国も働き方について、色々と動きを出しそうな予感がしますね。そうなると企業への圧力も増え、働き方が変わってくる気がします。

でも週休3日制って3種類あるの知っていますか?

給与維持型

もらえる給料は週休2日制の時と変わらないまま、週休3日制が適用される働き方です。年間休日は52日間増えます。

給与減額型

週休3日制で減った労働時間分を給料から減額する働き方です。

導入企業はファーストリテイリング、ヤフー、東芝、みずほフィナンシャルグループ、パナソニック、NEC

総労働時間維持型

総労働時間は維持をして休日数が増える働き方です。休みは1日増えるのですが、1日当たりの労働時間が増えてしまいます。一日あたり2時間多く働く必要があります。

導入企業は日立、佐川急便

大手は動き出しているんですね。では何故「週休3日制」を導入しようとしているのでしょうか?

企業側のメリット

人件費の節減

1人当たりの労働時間を減らす事によって給与の減額が望めるからですね。これは当然、ボーナスにも関係してきますので効果としては非常に高いものになると思います。

生産性の向上

休日が多いと、時間帯あたりの仕事の質が上昇します。リフレッシュした頭ではより効率的に職務を遂行する傾向にあります。よく連勤で頭が冴えないとかが無くなるんでしょうね。

人材獲得と離職率低下

より多くの優秀な人達を抱え込むことが出来ます。優秀だけど短時間しか働けない人や辞めたいと思う人を思い留まらせる効果も期待できます。やはり、今まで教育投資をしてきた人達が居なくなるのは勿体ないですからね。

個人にとってのメリット

育児や介護

今しか出来ない育児の大切な時間を過ごすことができたり、親の介護などで一時的に働く時間をセーブしたい人もいます。そういった多様化の時代だからこそ、多様化な働き方が求められているのではないでしょうか?

プライベートな時間

副業、資格取得にチャレンジする事ができます。これも仕事中心で働いている人達だけではなく、色々な価値観がある事を証明しているようです。

あとがき

今後の動向にも目を離せないですね。少ない時間帯でも働けるチャンスがあるのは個人的には賛成です。今後は色々な雇用形態があっても然りだと思います。子供を出産しても働ける環境、身体に負担の少ない時間で働ける環境を整えるのは今後重点課題になると感じます。それにはまず「働く事が楽しくなる職場」を整える必要がありますね。いくら希望の日数・時間帯で働けるとしても「環境」が良くなくては働きたくないですもんね。そういった職場を目指して、よりよい方向で世の中が進んで行くのを期待します。もちろん私も頑張ります(笑)

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