自己資金の投入先と構成比を決める「ポートフォリオ」についてですが、今回は横山光昭さんの例を踏まえて説明します。
横山光昭
家計再生コンサルタントとして多くの著書もあり、私もよく読んでいます。『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は171冊、累計380万部。
リスクヘッジ
資産は一本にまとめて運用するのではなく、分散投資するというのがリスクを減らす一番基本的な考え方となります。インデックスファンドは、商品そのものが多くの株式に分散投資しているため、自分で資産配分を考える前からすでに分散されているということになります。
ポートフォリオの例
1 全世界の配分を50%に設定
(1) 全世界50%+米国50%
(2) 全世界50%+米国25%+先進国25%
(3) 全世界50%+米国25%+先進国10%+新興国10%+日本国内5%
2 全世界の配分を30%に設定
・全世界30%+米国50%+先進国20%
3 3種類の配分を均等に設定
・全世界33%+米国33%+先進国33%
4 配分せず、すべてを全世界に設定
・全世界100%
リスクとリターンは表裏一体
現在のところ、リスクが最も高いのは「米国」。反対に最も低いのが「全世界」です。その間に「先進国」が位置しています。もちろんリスクが高い「米国」は最もリターンがあり、最もリターンが少ないのは「全世界」になります。
初心者の方へのオススメ
1(3)がオススメですね。基本的にはどれを選んでも大丈夫です。これは私自身のオススメですね。
なぜオススメなの?
「全世界」はリターンが出にくいですが時間が経てば上がる可能性が非常に高いです。
この「全世界」を機軸に損益の上下に慣れる必要があるからです。人間は誰しも資金がマイナスになるのを非常に嫌います。当たり前ですけど、その心構えを持つ為にも出来れば1の(3)で各投資先の進捗や損益を見比べて欲しいなと感じます。自分のお金が絡めば、その指標の上下に目をとめ興味を持ちます。それが狙いなのです。決して毎日チェックしろという訳ではないのですが、一定期間経って、結果を見比べて判断出来るようになれば良いと考えるからです。
慣れてくれば
このポートフォリオを「自分好みに変える」
インデックス「銘柄の変更」と「割合の変更」です。多少のリスクがあってもリターンを多めに設定したければ「米国」の割合を増やす、できる限りローリスクローリターンが希望であれば「全世界」の構成比を増やすとかです。今までの損益と今後の流れを加味してご自分の判断で変更出来るようになるのが目標です。
横山さんはどう選ぶ?
横山光昭さんのモデルケースとしては
・全世界30%+米国35%+先進国17.5%+新興国17.5%=100%
これもおすすめですね。多少のリスクはありますが、利益に期待が出来る指標です。私も個人的には「日本国内株式」は要らないと思っていますが、買わなきゃ見ないのが怖いので個人的には数パーセント持つようにしています。
あとがき
あくまで個人的な意見であり、投資はご自分の判断でお決め下さい。誰かが決めた通りに買うものではなく、あくまで自分自身の判断で買うという姿勢が大事です。多くの人の意見を取り入れ、自分に合った投資方法をどうぞご検討下さい。横山さんの著書はオススメです。
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