学生アルバイト103万円の壁

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節約・節税

こんにちはミライです😄

今日は大学生になった長女がアルバイトしまくっているので、大丈夫かな?扶養から外れないのかな?とか考えて、調べましたので情報共有します!

103万円超えたら税金増えます

子供の給料から取られる所得税

アルバイトで稼いだ給料が年間103万円を超えると、所得税の納税義務が生じます。また年間130万円を超えた場合は、社会保険への加入義務が必要です。でもそんなに稼ぐ学生もいないと思いますし、「103万円以内に抑えてね」と子供に念を押せば大丈夫だと思います。

103万円超えたらどれぐらい払うの?

例えば、年収120万円なら、超えた17万円に対して所得税の税率5%を掛けた8,500円が所得税となります(令和19年分の所得まで復興特別税2.1%が追加)。

親の給料から減らされる所得税

親などの扶養者の所得税・住民税が増えます。「アルバイトの給料が103万円を超えてしまうと、税制上の親の扶養から外れることになるため、親が『特定扶養控除』を使えなくなる為です。

『特定扶養控除』とは、
12月31日時点の年齢が19歳以上23歳未満で給与収入103万円以下の子どもがいる親が、給料から年間63万円控除される制度。

つまり、子どもの給料が103万円を超えてしまうと、親が63万円の控除を受けられなくなるため、親が支払う税が増え、手取り額が減ってしまうのです。

具体的には、所得税63万円、住民税45万円が控除され無いので、仮に、扶養者の所得税の税率が10%なら、単純計算で63,000円、住民税は税率一律で10%なので45,000円と、合計108,000円の税負担が増えることになります。

学生アルバイトで120万稼ぐと?

116,500円税金を払わなきゃいけません。(上記の8,500円+108,000円)

税金が10万円を超えるんですね。驚きです。これだったら働かない方がいいですね。

103万円とはどの項目?

1月から12月までの給与収入から、通勤手当や交通費などを差し引いた総支給額です。

103万円以下は所得税を払わなくていいの?

払わなくて大丈夫です。控除ができます。

年間の給与収入が103万円以下であれば所得税を支払わなくていい理由は、「控除」が適用されるから。「控除」とは、収入から非課税として扱う部分の金額を差し引くことです。給料を受け取っている人全員が受けられる「給与所得控除」が55万円、収入を得ている人全員が受けられる「基礎控除」が48万円あるので、給与収入は合計103万円まで非課税となり、所得税が発生しません

交通費は含まれる?

交通費は、非課税分のみ含まれません。電車やバスのような交通機関を利用している場合は、月15万円までが非課税の限度額なのでそれを越えなければ103万円の中に含まなくて大丈夫です。

この金額を超える分は課税対象となるため、忘れずに課税対象分を含めた計算をしましょう。

結論

103万円を多少超えて稼ぐより、親の「特定扶養控除」を利用するほうが、家族全体で見て税負担を軽減する効果が高く、お金が手元に残りやすいと考えられます。

年間103万円となると、ひと月8万5000円程度です。計画的にアルバイトをしていただきましょう。

あとがき

アルバイトはお金だけでなく、社会対応力や人とのコミュケーション能力向上で大変有効な手段だと思います。学生の間に税金の事や労働基準法等を学ぶ機会もあります。どうぞ、お子様がアルバイトをしたいと申し出た場合は、お金だけでなく、そのアルバイト先の規模や環境を考えてあげてください。

私も経験上、時給が高いところよりも人間関係が良い勤め先の方が長く続きますし、アルバイトが楽しくなると思います。良い経験を積めるアルバイト先見つかると良いですね。

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