統計学が最強の学問であるを読んで

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こんにちはミライです😊

今日紹介する本は、「統計学が最強の学問である」:西内啓

この本は、他にも派生本として「ビジネス編」「数学編」「実践編」と販売されており、ジネス書大賞(2014)日本統計学会出版賞(2017)も受賞した有名な本です。結構前に読んだ本ですが、読み返すとやっぱり面白いですね。

私は統計学なんて。。。っていう人!面白いので読んでみてください。むしろ理系でない方に読んでもらいたいですね。医学や経済、日常生活においても目から鱗(うろこ)な部分が多く書かれています。

統計学によって得られる最善の道を使えば、お金を儲けることも、自分の知性を磨くことも、健康になることもずいぶんと楽になるだろう。

著者

統計学は最善最速の正解を出す

「免疫の父」ジョン・スノウと言う外科医がいるのですが、この方は統計学で医療に革命をもらたしました。彼は新しい病原菌の発見を統計学で解決しました。「コレラ」ですが、当時は、何で死者が出るのか?原因は?理由は?感染経路は?と不明点が多く、犠牲者も増えていました。そこで調査に彼が乗り込んだのですが、亡くなった人の家を訪ね、聞き取り調査を行い、周囲の環境をよく観察しました。結果つかっている水道会社によって発症率が違うことが判明したのです。この発見経路がすごく面白く、推理小説のような思考が読者を引き込んでいきます。そして感染者を減らす事に成功したのです。この時点では病原菌は全く不明でしたが、水道会社を変える事で死者を減らしたのです。

30年後、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホがコレラ菌を発見し、コレラが水中で生息することや、コレラ患者の排せつ物に含まれること、コレラ菌の存在する水を飲むことで感染することが証明されました。

このように、原因不明の疫病を防止するための学問を「疫学」と呼びます。統計学によりエビデンスをだすことによって理屈はまだ理解できなくても最善最速の答えを出すことができたのです。

ビッグデータの活用

現在は、多くのデータが集積されています。しかしその分析には今までは時間がかかっていましたが、AIが発明された昨今では、このビッグデータを有効に活用する手段として着目され始めています。

統計学が今になって花開いた最大の理由の一つはITの進歩です。どんな大量のデータでも、どんな計算でもできる技術ができた今、AIを活用してより効果的な手段や提案を受け入れる事が可能になったのです。

タバコの肺がんのリスク表示

これも、統計学なんですよね。

タバコの悪影響は、吸っている人と吸っていない人の相対評価と統計で調査されました。そしてリスクが喫煙と肺がんとの間に統計学的に有意な関連が認められたのです。

実は原因の確定は現在も出来ていませんが、統計によって因果関係が立証された為、情報を発信しているだけなのです。これって凄いですよね!

統計学は経済にも使える

おむつを買った人はビールを買う傾向がある」という米国におけるマーケットバスケット分析の事例も面白いですね。

「米国の大手スーパーマーケット・チェーンで販売データを分析した結果、顧客はおむつとビールを一緒に買う傾向があることが分かった。調査の結果、子供のいる家庭では母親はかさばる紙おむつを買うように父親に頼み、店に来た父親はついでに缶ビールを購入していた。そこでこの2つを並べて陳列したところ、売り上げが上昇した」という内容で知られています。

なぜ、同時に買う人が多いのかその理由は定かではないですが、結果同時に売れるのであれば販売側としては問題ないですね😁このように原因までは調査できませんが、購買頻度を上げる、購買意欲を高める事を統計学を活用して経済活動に活かすのは面白いと思いませんか?

あとがき

実はこの本、後半に進むにつれて内容が難しくなってきます。しかし統計学を理解するには比較的分かりやすい本だと思います。

この機会に是非読んでみる事をおススメ致します。新しい自分に出会えると思います😄日常生活にもどのようにビジネス・社会に活用されるかが丁寧に説明されています。

勉強は遅すぎることは無いですよ!これは自分自身にも言い聞かせています。そして行動をする事が大事です。

私も皆さんと共に、日常生活が向上できるように情報収集と情報発信を続けて行きます。

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