積み立てNISAがスタートしてから5年経ちました。来年から新しいNISAに切り替わる予定ですが、現行の制度でこれまでにどのような投資信託に資金が集まったのか調べてみました。
出典 日本経済新聞
219種類ある中でのベスト10
23年4月末時点で積み立てNISA対象の投資信託219本です。
積み立てNISAの投資対象は国の審査を受けて合格しないといけません。それでも219種類もあるのですね。どれも国の厳しい審査に通った銘柄ばかりですので、どれを選んでも間違いはありませんが、自分の目標や狙いをキチンと明確にして自分に合った商品を選んでくださいね。
最強インデックス投資?
1~10位はすべてインデックス投信で、ノーロード(購入手数料なし)かつ信託報酬が低い投資信託です。
多くの投資家がオススメし、私もオススメするインデックス投資がやはり人気ですね。過去ブログでも説明しましたが、長期、積み立てを考えているなら何も考えずに投資でき、きちんと株価も上がる優良銘柄ばかりですね。
ノーロード(購入手数料なし)
そしてやはり、ノーロード(購入手数料なし)かつ信託報酬が低いのが必須項目ですね。
業界最安水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slimシリーズ」は10位までに5本を占めています。
ここはどの投資でも確認しなければならない項目です。よく「この投資をすれば利益が〇%ありますよ!」という広告を目にするのですが、深く調べてみると手数料費用や管理料で数%持って行かれる事がよくあります。トータルで何%の利益があるのかが大事ですからね。
どの国が人気?
地域別では、全世界を投資対象とするファンドが4本、米国が3本、先進国が3本となっています。
全世界株式インデックスとは、文字通り世界中の株式に投資する商品のことです。よく「オルカン」と言われる事もあります。「オールカントリー」の略ですね。
この全世界を投資対象とすることによってリスクを減らすことが出来るのですね、しかしリスクを減らすということはメリットも、減ります。今伸びている米国株式よりもリターンが少なくなります。
ここも注意なんですが、実は全世界株式インデックス投資も、アメリカが重要項目になってます。例えば全世界投資でも投資先の内訳上位はApple、Microsoft、Amazon、テスラ、メタ等のアメリカ企業が多いのです。いくつかの投資先に何%を比重するかは詳しく見ると分かります。
「インデックス」は、定期的に銘柄の入れ替えが行われます。今がアメリカ銘柄が多いだけで今後も続くとは限らないという事ですね。
米S&P500とは?
米国の代表的な株価指数の1つです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQより選ばれた約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。
S&P500は米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言えます。
S&P500の内訳は?
上位はApple、Microsoft、Amazon、アルファベット、テスラ、メタ等です。なんか全世界株とかぶってますよね。
全世界株とS&P500
2つの値動きを見ていると似たようなグラフでお互い推移していますね。
でもここで大事なのは、自分で選択するという事です。「S&P500」は全世界株より伸びていますがこれは結果であり、今後も続くかは誰にもわからないという事です。投資は全て自己責任です。もし「必ず儲かります」とか「絶対に損はしない」って言う人は詐欺ですね😎
出典:楽天証券
あとがき
人気は「全世界株のインデックス投資」です。これには私も同意できます。S&P500でもいいのですが、リスクが怖い人は全世界株の方が良いかもですね。そしてどの銘柄に投資するかはご自身の判断になります。ミライは誰しも分からないからですね。全て自己責任の世界なのです。
しかし怖がっていたら何も始まりません。行動あるだけです。決して怪しい勧誘ではありません。どうか世界基準で物事を考えられる人になれるよう一緒に勉強して行きましょう。
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