株っていつ買ったらいいか悩みませんか?
そんなあなたに株価が上がりやすい時期を統計学上の観点からお伝えします。
同時に株価が下がりやすい、もしくは調整に入りそうな月を今までの平均から算出して行きます。
5月から10月の間に株を購入する
日本株も米国株も10月末から翌年4月にかけて上がる傾向があります。
過去20年間の日経平均株価のデータを基に月別の騰落率を計算し平均すると5月から10月は明らかに株価が低迷しているのがわかります。
特に8月は調整する傾向が見受けられます。
そして株価は11月から12月の年末にかけて上昇する傾向があります。
日経平均としては過去10年では7割の確率で10月末から12月の年末に向けて上昇しています。
ではなぜ年末に株価が上がるのでしょうか?
年末に株価が上がる理由
年末に株価が上がりやすい理由は複数あります
タックス・ロス・セリングの逆効果
年末には、損失を抱えた投資家がその年の税制度上、損失を補填するために一部の損失を確定させることがあります。
これを「タックス・ロス・セリング」と呼びます。しかし、これにより利益を確定させないといけない場合もあり、これが株価の上昇に寄与することがあります。
ボーナスや年末手当の影響
年末には多くの企業がボーナスや年末手当を支給するため、これらの収入が市場に投入され、投資活動が増加することがあります。これにより需給が変動し、株価が上昇することが期待されます。
機関投資家のポートフォリオ調整
年末には機関投資家がポートフォリオを調整し、適切なバランスを保つために取引を行うことがあります。これが株価の変動に影響を与えることがあります。
業績報告の影響
年末には企業の四半期末や年末に業績報告が行われることが一般的です。良好な業績が発表されると、株価は上昇する傾向があります。
連休前に買う
連休前に買って連休明けに売るだけで利益が得られる可能性が上がります
例えば
12月30日に買って年始の1月4日に売る
東京証券取引所は毎年12月31日から翌年の1月3日までが休日となりますが、年内の最終日の12月30日に日経平均株価に連動する商品を買って年始の1月4日に売るのも勝率が高くなります。
年末年始は長い休日になり、何が起きるか分かりません。また取引所も休みの為にすぐに行動に移すこともできない、連休を取っている間にドキドキしたくない。
そんなリスクを回避するために保有している株式をいったん売却して、年が明けてから買い戻す投資家が多いのです。
4月末(ゴールデン・ウィーク前)に買って5月頭に売る
これも同じ理由ですね。
この2つが大きなチャンスになりそうです。
月末に買う
株を買うなら、「連休前」と「月末」の両方を満たす時期を選ぶと、利益を出しやすいと期待できます。
人気の株主優待は事前に買っておく
人気の株主優待の株は、権利確定日直前に上がる傾向があります。その為
権利確定日の2~4カ月前に買う事によって優待先回りで利益を出す可能性が増えてきます。
また、利益が出ないとしても株主優待を得られますので、自分のタイミングで売却出来るのもいいですね。
衆議院解散と同時に買い、投票日の前日に売る
日経平均株価に連動するETFなどを買って、投票日の前日に売ると勝率が高いことが過去のデータからわかっています。
衆議院解散によって未来への不安感により株価が下がり、投票日に向けて期待感の向上により株価が上がりやすい傾向にあります。
ただし、これらの要因は毎年一様ではなく、市場状況や経済の動向によって異なる可能性があります。投資判断を行う際は、慎重な分析が重要です。
あとがき
色々と話をしてきましたが、あくまで統計的な過去の結果に過ぎません。
特定の日に株や投資信託を買うことが必ずしも利益に結びつく法則はありません。
市場の動きは予測が難しく、様々な要因が影響します。
上記の日付で買うことが上がりやすい理由も、一般的に確立された法則ではなく、個別の市場状況によります。
投資判断を行う際には、市場全体や特定の銘柄のファンダメンタルズを検討し、リスクを適切に評価することが重要です。
なんだかんだ伝えましたが
あくまで投資は自己責任の範囲内で行うようにしましょうね。
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