あの有名な「ひろゆき」が2018年に書いた著書です。
「沈みゆく日本で、あなただけが「無双状態」で働くには、どうすればいいのか?」が書かれています。
全編にわたり口調で語られる話は面白く、ひろゆきなりの主張が強く面白く読めます。
また、色んな事に目を向けて話をしていくので、短編集のような感じがしました。
まずは、
無双状態で働く 【攻め方】
ここでは、能力を上げる方法ではなく、相対的に自分を有利にする方法がかかれています。
「新しいこと」はとにかく首を突っ込んどけ
無料ツールのSNSなどはどんどん使い、チャンスをものにする。
世の中何が当たるか分からないからですね。
多くの成功者は「たまたま、そこに居た」だけなのです。結果を直ぐに求めずに続ける事が大事です。
新規で始めると参入障壁も、下がります。
「貯金」があなたを自由にする
お金があると心に余裕ができ、会社もイヤだったらいつでも辞めてやる!と強いマインドが持てます。
お金が貯まる人の思考法
「ストレスは会社で発散させる」
ストレス発散で飲食やマッサージに行くのではなく、ストレスレベルを基準にして仕事選びを考え直しましょう。
「生活レベルを上げない」
自分が意味が無いと思う部分に主体的にお金を使わないようにしましょう。
無双状態で働く 【守り方】
会社がクビになっても大丈夫な状態を整えておく。企業の倫理や都合に合わせて働かなくても良い状態を作るということですね。
ブラック企業から身を守る方法
いつでも録音できるようにして置いて証拠を残し、弁護士に相談して会社から賠償金をもらう。
生活保護戦略
うつ病で会社を休職してお金を貰い、退職して失業保険を貰い、自分で会社を興す。それでダメなら生活保護をもらう。
なんかハチャメチャな考え方ですが、確かに面白そうですね。
企業の倫理
会社の法則を学び、ロジックを知る。
企業には成長と衰退があり、人との関わりを経営者視点で教えてくれます。
仕事が出来る人より人当たりの良い人
仕事ができる人が入社した方が会社には良い感じがしますが、それよりもチームとして動けるか?考えられるか?が大事なようです。
1人の勝手な行動で全てを台無しにされるより、この人と働きたい!と思われる人と働く方が良い結果が出る。
そして、
個人の「攻め方」「守り方」をマスターし、企業の「倫理」を身につけて、業界としてよりよい「環境」に身を置く
これが、本書の目指す「働き方完全無双」です。
最後にひろゆきが「日本に向けてこうやって生き延びろ!」と話をするのが面白いですね。
答えは「観光」です。
日本を全国を日光江戸村みたいな街並みにするか、秋葉原のような、アニメやゲームの街を広げていく
と書いてます(笑)
そうすることで、外国からの旅行客を増やし、外貨を日本に落としてくれる仕組みを作るらしいです。
おまけ
最後にはひろゆきオススメの
旅行先ランキング
1位インド
2位バチカン市国の美術館
3位アメリカのゲッティ・センター
映画ランキング
1位きっと、うまくいく
2位127時間
3位タイタニック
あとベーシックインカムの実現に向けての計画
が書かれています。
あとがき
この著書の内扉に書いてある言葉が印象的ですね。
「自分の人生、自分で守れよな。」
この本を読んで感じたのは、これだなと思いました。
この本に書いてある事は、あくまで指南書であって「答え」では無いのです。
その答えをアドバイスをもらいながらも、自分で修正、変更して自分なりの答えを見つけてね。
と、ひろゆきは言っているのでは無いでしょうか?
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