これはむかし流行った「もしドラ」の原作者でもあり、「マネジメントの父」とも言われた
ピーター・F・ドラッカーさんの書かれた著書です。
名著として今でも売れて読まれ続けています。漫画バージョンもありますので、まずは考え方を学んでいきましょう!
よく使う「プロ」とはどういう人の事をしめすのでしょうか?
また、プロになると普通と何が変わってくるのでしょうか?
この本は、人生を豊かにするための方法も書いていますので、「自分は違うや」「自分には関係ないや」と投げ出さずに読んでみてください。
プロフェッショナルの条件
プロフェッショナルとは?
深い知識を使って大きな成果をあげる人
普通の人よりもある分野について多くの事を知っていて、それを使って大きな成果をあげられる人がプロです。
プロになると幸せになる
プロフェッショナルになると給与が高くなり、仕事を通して多くの人の役に立てるから感謝されます。また日々の自分の成長も感じられるので、人生が充実していきます。
常に学び続けなければならない
この世の中は
・深い知識を持ったプロフェッショナル
・知識を使う労働者
・知識を使わない労働者
という3つの階層に分かれています。
上に行くほど、より給与が高くなり、達成感が高まります。
知識は古くなっていくものです。
例えば10年前の洗濯機にいくら詳しくても意味がありません。
今の洗濯機の良いところを学び、勉強しなければ、役に立たないからです。
医者でも常に新しい医療技術や薬を取り入れないと時代遅れになってしまいます。
だからプロになるには常に新しい知識を学び続けなければならないと言うことです。
プロになる為の5つの条件
①強みを活かす
成果は稼げるお金と言ってもいいです。
この成果は、自分の強みからしか生まれません。
強みを活かさないと努力してもお金持ちにならないのです。
例えば、歌手やオリンピック選手、アイドルを目指しても必ずはならないですよね?
なぜなら、あなたの強みではないからです。
つまり、プロになるためには「好きなことより、得意な事」をやるべきなのです。
そんな自分には得意なことは無いですよ!っていうあなた!
強みとは?
「そんなに努力していないのに他人より出来たこと」
例えば、練習した訳でもないのにカラオケが上手いとか、勉強そこまでしなくても成績が良いとかですね。
自分には何も強いが無いと思っている人でも必ず他人より秀でている部分はあります。
それが強みです。
そんな強みを磨くのです。
②貢献を考える
誰かに貢献することが重要です。
会社でも出世する人は「どうすればこの会社が良くなるのか?」を考えて行動している人です。
自分だけではなく、チーム全体が良くなることに自分の能力や知識を使うのです。
もし、今の場所で自分の強みが発揮できないのであれば、転職やYouTuberになるとかを検討した方が良いですね。
いくら知識や能力があっても誰かの為に使わないとプロフェッショナルとは言えないのです。
③時間をコントロールする
「1万時間の法則」
どんな分野でも1万時間の練習、努力、勉強が必要だという理論
これはイギリスの元新聞記者マルコムさんが広めて有名になりました。
プロになる人は1つの事を1万時間以上やっている人達ばかりです。
つまりは強みに時間をかけて、尖らせていくのです。
プロの人達が1つの事に1万時間以上使うことが出来るのは、自分で時間をコントロールしているからです。
テレビを見たり、無駄な時間を省いて時間を作り出し1つの事に長時間打ち込んだから深い知識と能力が身につくのです。
スマホをダラダラ見てたり、どうでもいい時間を自制する
あとは、通勤時間を短くするために引越ししたり、食器洗い機やルンバなどの時短家電を使う事も有効です。
④1番重要な事に集中する
人はマルチタスクをすると非効率になりストレスが溜まり、脳が疲れやすくなります。
そして、1番大事なことから取り掛かるのです。
最初が1番集中力が高いですからね。
集中力って、そんなに減るの?
実際に交通事故は疲れている夕方の17時から18時に多く発生しています。
通勤ラッシュの朝よりも夜が多いのは、注意力が減って散漫になっているからだと思います。
スティーブ・ジョブズは何着も同じ服を持っていて、毎日同じ服を着ていたそうです。
集中力を無駄に使いたくなかったからですね。
何が1番大事なの?
3年後の自分がより良くなる項目から取り組む
例えば、勉強とか副業とか筋トレとかですね。
今やっている事が未来に繋がるのか?3年後の自分の成長のために必要なのか?が見定めるポイントになります。
⑤正しく意思決定をする
何をして何をしないのか正しく決める事が重要です。
迷ったなら本を読むのがオススメです。
あなたの悩みは多くの人が持っている悩みの可能性が高いです。
例えばダイエットとか勉強法とかですね。だからそのプロフェッショナル達の考え方や事例を過去の人達から学べば良いのです。
実際に本を読んで人生が変わったという人は多いです。
人生を豊かにする為にプロフェッショナルを目指そう
お金持ちになれるし、社会的な地位も上がります。
プロフェッショナルになると多くの人の影響を与えたり、感謝されます。
毎日勉強する事で自分の成長が感じられます。
つまり、プロフェッショナルになると人生が豊かで幸せなものになるのです。
この著者であるドラッカーさんは
「人生を豊かにしていくには、仕事を通じて成果を上げるプロフェッショナルになるのがいちばんの道なのです」
そして「誰でもプロフェッショナルになれる」
と言っているのです。
あとがき
作者没後、10年ほど経ちますが読まれ続けると言うのは凄いですね。
やはり、根本的に人間は変わらない生き物なんでしょうね。
こういった名著は、多くの人に親しんで欲しいものです。
プロフェッショナルになるには、大変な道のりです。
でも諦めずに毎日の積み重ねが大事です。
社会の貢献度を上げて、自分の意欲も向上し、給与も上がる。
この連鎖を生むためにも、前向きに人生を歩んでいきましょう!
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